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ホイットニーの伝記映画

私ごときがあまり書けることないので検索の邪魔しないように控えめタイトル(´・_・`)

ホイットニーの伝記映画が公開されていると知り、疾風のように観てきました。

映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』 オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ (whitney-movie.jp)

日本だと「エンダーーーー!」ばかりが有名で、なんならネタとして消費されがちなのが若干不満なのですが、ホイットニー・ヒューストンって、やっぱり心に残る、素晴らしい歌手だったんですよ。優しさと強さが同居したような歌声で…。ホイットニーのような存在は、私はなかなかいないと思うんです。

本映画は歌唱部分に本人音源が使われているので、とりあえずフィルムコンサート的にオススメできます。映画館の大音量、大スクリーンで視聴してほしい。

ホイットニー役を演じるのは『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』にも出ていたナオミ・アッキーさん。

私はプライベートのホイットニーなんて知らないので、アッキーさんの解釈によって、ああこういう人だったのかな…と思う他ないですが、ステージ上、とくにクライマックスのステージは、なんかもう、ホイットニーの超絶歌唱ともあいまって、これが魂というものだ、魂の塊を観ているかのようでした。

ホイットニー・ヒューストンはその悲しい晩年がフィーチャーされがちなのですが、本作はホイットニーの音楽制作にスポットライトが当たって、アリスタ・レコードからみたホイットニーの要素が多く盛り込まれていると思います。

結果としてレコーディングされたヒット作を聴くばかりでしたが、それ以前に、ホイットニーは歌に命を吹き込む人だったんですね。じつはデモを聞くだけではピンとこないような曲が、ホイットニーの歌唱によって生まれ変わっていた。「サビなら私が作る」。歌がうまいだけに留まらない音楽的才能が成功のバックボーンにあったようです。

お話(脚本)は正直、フワッとしているというか、まあ直近で亡くなった故人のことですし、現実はものすごく複雑ですから、そのなかで最大限であったかなあと思います。ホイットニーのキャリアもすべてがハイライトみたいなものですし、2時間に収めるのはなかなか。

個人的には再現された数々の伝説的パフォーマンスを大画面で観たいという動機で行きましたし、結構、それだけでもいいのかなという気はします。

ホイットニー・ヒューストンを知らない人も、いや知らない人こそ聴いて(観て)ほしいのだが…といった気持ちで書きました。