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秘密などない

HIKAKINをみる

またアンチエイリアス入れるの忘れて線がジャキジャキだ。HIKAKIN・SEIKIN兄弟、のつもり。www.youtube.com

このところHIKAKINをまたネットストーカーのごとく作業中にかけていたのですが、閉校する母校をサプライズ訪問など、感動いたしました。一時間半もあるかなり長い動画なのですが、(同じ新潟びいきといえ)観られてしまったことに驚きです。もう、ちょっとした映画サイズだよね…。

HIKAKIN氏あるいはSEIKIN氏について思うところを書いてみたい。

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インターネットに四半世紀も居座っている皆さんは意外と記憶にあるのじゃないか、私のHIKAKINとの出会いはスーパーマリオのビートボックス動画でした。

2010年に上げられたようなのですが、どこでどう知ったんだろう。その頃私はすでにTwitterにアカウント作ってましたので、やっぱTwitterで知ったのかなあ…。その後、「YouTubeでHIKAKINという人が人気らしい」と聞いたとき、「あの人か!」と驚いた記憶があります。

2010年って4Gの商用が開始されたらしいですね。うちが光回線引いたのはいつだったかなあ…。

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Twitterはとっくに光回線で閲覧してたはずです。HIKAKINとともに振返る直近インターネット史もおもしろいかもしれません。

昔の動画を掘っていたら、意外とMyspaceへのリンクがない……様子なんですよね。昔の、特にミュージシャンのソーシャルと言ったらMyspaceだったように思うのですが、あそこが廃れて以降の人なのだろうか。そう考えると個人的にかなり新世代感があります。

スーパーマリオビートボックスから、インターネット老人会、と言わずとも中年会は、ライフイベントもあり一部記憶が薄れていくように思うのですが、子育てするようになって、改めてHIKAKINの存在に気づくというか、「子供にも見せて差し支えない存在の一人だった」という意見はわりとリアルでも聞く印象です。

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HIKAKINとは何かと問われたら、まあ私が問われることもないでしょうけども、「元アスリートであり、ミュージシャン」だと答えます。そしてパフォーマーです。個人的には、YouTuberでも芸術点の感じられる人が好きでして、なかやまきんに君も掘ると映画(ドラマ)作品があったりします。クリエイティブに対する意欲旺盛さが伺えますよね。

HIKAKINは昔のライブ動画なども残されている。

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二十歳そこそこで、クラブといえこのステージ度胸はやっぱすげえんじゃねえのと思うのですが、どうなんでしょう。大体、スキージャンプもあんな斜面滑走して飛ぶとかかなり度胸いると思うので、それで培われたのでしょうかね??

このパンチの効いた髪型の青年が、のちに「ヒカキ゛ン゛会゛いたかったよ゛おおお!!!!!」と小さな女の子に号泣される存在になるとは誰が予想したろうか。

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何回見てもちょっともらい泣きする。その想う気持ちですよ。どれだけ会いたかったのか。私も会いたい。会いたいが、至極中途半端なファンなので何も言えねえ。そっと動画を見るのみです。これはこれでつらい立場ではある。

一体何が子供たちの心をそんなに掴んだのだろうと思うのですけど、昔の動画でも”声芸”が結構豊富に感じられまして、そこもやはりヒューマンビートボックスのルーツがあってこそなのでは…と勝手に考えています。

SEIKINを忘れてはいけない

忘れてはいけないのがお兄さん、SEIKIN氏の存在です。SEIKINがいなかったら、あるいはこういう人じゃなかったら、HIKAKINもここまで来てないのじゃないかとすら思う。

とにかくあらゆる面で「しっかりした」方のようで、どれだけすごいかというのを、これは第三者の切り抜きですが、HIKAKINが語った動画をみた*1

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いわく、「すべてにおいて勝てない」と。スキージャンプ選手として、インターハイや国体に、自分も出ていたけれど彼のほうが良い選手だったと。毎日トレーニング記録をビッシリつけ、帰宅後も必ず1時間は予習復習を欠かさない。私も、毎日何かを続けるということが苦手なタチなので、これだけで偉人に聞こえます。

現在もYouTuberとして、1児のパパとして、しっかりしたお人柄が伝わってくる。しかもそのしっかりさもむやみな気負いが感じられないというか、決して神経質にならない寛容さがあり、まったく見習うべき人物に思えます。

私の目にはかなり天然な人に見えていて、しかし人間ですからご本人にも葛藤の時代があったのかもしれませんが、まったく感じられないのが面白く、天才だなと思うわけです。

カフェインの離脱症状に苦しんでいるだけで何か味わいがある。

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お身体には気をつけてほしいものです。

HIKAKIN氏をパフォーマーとしたらSEIKIN氏はどちらかというとクリエイター気質に見えるのですが、シンガーとしていろいろ作品を発表していて、即興は福山雅治さんとの回など非常にきれいで印象的でした。

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みんなの兄ちゃん、HIKAKIN・SEIKIN

私自身も新潟出身なもので、そこも親近感の一つなのですが、彼らを見ていて思い出されるのはいとこの兄ちゃん姉ちゃんや同級生です。芸術的感性にすぐれ、運動神経がよく、根本的に善人です。自分の果たすべき役割を知っていて、家族や友人とともに生き、基本的には穏やかで明るい*2

私自身も、そうした彼ら彼女らにどれだけ影響を受け、どれだけ助けられたかしれません。特に音楽分野は、田舎のほうが気を使わず練習できる面があるからねと知り合いの音楽関係者も言ってました。

てか、べつに新潟に限らずそうした人はたくさんいると思いますし、私はそちらがマジョリティーだとすら思っているのですが、インターネットの喧騒のなかでも見失わずにいられるのはすごいことです。シンプルに胆力であり、裏を返せばこれ以上なく純粋な野心の表れでもあるかもしれません。

例えエンタメカテゴリでなくなっても、例えば何か資格を取るとか、そういうこともできる人たちではないかな…と思わせられるのが、あの兄弟の人徳な気がしている。

重ねがさねになりますが、お身体に気をつけて、末永いご活動を心より願っております。

*1:YouTube文化がいまだによくわかってなくて切り抜きって何なんだよと思うのですが、これは一応ライセンスプログラムに準拠しているらしい

*2:私はこれを内心で西海岸(日本海)スタイルと呼んでいるのですが、内心で思っているだけということもあり別段流行る気配はない