ガバガバ秘密基地

秘密などない

「良さ」や「美しさ」ということ

最近考えてること。

下記の動画がなんかすごくおもしろかった、音楽教育学者である長谷川諒さんという方が、音楽教育について持論を語っていらっしゃる動画。

youtu.be

このなかで、「良さや美しさ」ということを長谷川さんがずっと仰っており。

音楽のそれは文化(ジャンル)の数だけあると。クラシックとジャズとインド音楽雅楽は、それぞれに違った良さや美しさがすでに内包されており、本来そこに上下はないと。さらに言えば、個人でも違うものだと。

ここから、長谷川さん的には「音楽科教育とは、子供自身が思う良さや美しさを作れるような実践をすべきだ」と展開されます。

---

で、この考えは、単に鑑賞するときにもつよい心を与えてくれるというか、「う~ん、これは良いなあ、美しさがあるなあ」と、自分が思ったらそうなわけですよ。評論家やレビュアーの言うことに右往左往する必要はない。反論したいのであれば、あるいは布教したいのであれば、言葉を見つけだす必要はあるかもしれないけれど。

基本的に結構なんでもそうだと思う、音楽だけじゃなく、美術や映画なども、

「良いなあ、美しさがあるなあ…( ˘ω˘)」

「この良さや美しさは、一体何故そう思うのだろう…( ˘ω˘)」

などと思いを巡らせることが、おそらく“鑑賞”なのであり。

逆に、「世間はそういうけれど、その良さや美しさは、自分には(まだ)ちょっとわからないなあ…( ˘ω˘)」「もっとこうした方が、(自分にとって)良く、美しくなるのになあ…( ˘ω˘)」ということもあると思う。

---

そんな感じで、「良さ」や「美しさ」というのがかなり気に入った。

最後の、「もっとこうした方が」というのは、長谷川さんの仰るとおり、当事者でないとなかなか出てきにくいように思われる。なので、「これは良い…美しい…( ˘ω˘)」と思ったら、実践にトライしてみるのは良いことだと思います。

自ら興味をもって良さや美しさを実践しようと思ったら、理論や技術ってあとからいくらでもついてくると思うんですよね。

www.youtube.com

( ˘ω˘) ←こいつすごく鑑賞してますね。