駄文。
画像生成AIが話題で、まあ学習される側と利用者とで、若干紛糾してる界隈もあるのだけれど。
個人的に、そうして生成AIのちからを借りて、「生成してるだけで楽しい!」っていう楽しみ方も良いんだけど、なんというか、グラフィックアートに興味を持つ人が増えるのは、副産物として多分良いことだと思っているんですね。
先にも書いたのですが、「当事者が増える」ということなので。
当事者になると、すごいもののすごさがより分かる側面てあるはずです。例えば、私は弦楽器をやったことないのでギタープレイのすごさみたいの分かりませんもん。当事者になるっていうのは鑑賞にも役立つ。
フェイクフォトや、ロンダリングしただけの著作権侵害は迷惑かかるから駄目だろって思うんだけど、日本のネットで言われてるような“イラスト生成”についてはあまり何も思わないというか。自分であまりさわれてないんだよな~とは思うんだけど。
人間描画のすごさって、思いもかけないところがあって、Twitterの片隅で細々と発表してるなかに「いやこの人色使いの天才だろ」って思う人がいたりねえ…。その人ちょっと、同じ趣味でもない、知らない人間がいきなり話しかけるとびっくりしちゃうタイプかなと思って、話しかけられなかったんですけど。あれはすごかった。
絵って、その人の関心や執念、もっといえば半生がにじみ出てくるんですよ。これはどんなに繕ってもそう。上手いも下手も関係ない。
作品発表してる時点で全裸ですから。なので私は絵描きコミュニティっていうのは、それだけで裸の付き合いだと思っている。さあ君も服を脱ぎ捨てて風呂に入らないか。
だいぶ話がそれてしまったが、なんかそういう、それぞれの作品が含有してるものに気づいてくれる人が増えるなら、私は良いことだと思う。