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秘密などない

「首から上は耳鼻咽喉科」

先般、いくつかの常備薬を買い求めるとともに、「少し喉が痛いのだが」とドラッグストアの薬剤師さんへこぼしたところ、「他の症状にもよりますが、様子をみて耳鼻科へ行かれたほうがいいかもしれませんね」と。

耳鼻科ですか、と聞き返したところ、表題のようなアドバイスをいただいたのである。

「皆さん風邪かなと思われると内科へ行く方が多いのですが、基本的に首から上なら耳鼻科の先生のほうがよく診てくださいますので」

「そういえば耳鼻”咽喉”科と言いますね」

まさに内科へ行かんとしていたので参考になった。もちろん眼科や歯科などは別だろうけれども、土から下の野菜は水からゆで、上はお湯でゆでるというような、簡易な判断として有効と思うので書き記しておく。

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これは良いことを聞いたと、早速、これまた先日診てもらった、じいちゃん先生のところへ行った。

検査中の指示が早口で、少し聞き取りにハードルがある先生である。いくらか声を出したり出さなかったり、ベロを自分で持ったりしながら診てもらった。

耳鼻科というと、鼻の奥にスコープを差し込まれたりと、なかなかタフなイメージもあるのだが、この先生の差し込みは若干気持ちがいいまである。指示こそ耳をすませていなければならないが、“検査”ということに全振りしているのではないだろうか。いつも立って診療なさっている。耳鼻科の先生とはこんなに立っているものだったろうか。

検査後の説明になるととても明快で、おそらく生来の大きさだと思うのだが右の扁桃腺が少し大きいとのこと。表面上に炎症は見られないが、場合によってはCTを撮る。薬を出すのでそれを飲んでもらって、週末また見せに来てほしいとのことだった。