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AIアーティストになろう!? おすすめ書籍2冊

画像生成AIが話題です。

個人的には「アーティストが使ったほうが明らかにつよいのでは?」というもので、ナマ生成を一枚絵として仕事納品できるほどかというと、ちょーーっと足りないものがほとんどなんじゃないか…という感想です。

まれにサムネならコレでいいだろってのありますし、ブレスト相手としては全然アリなんですけれど。

なぜかというと、一枚絵とは根本的に伝達手段だからです。細部が指定しにくい自動生成では細部に意味を持たせにくく、「すごい!!! けどどういう意味…?」といった感じで、現状は加筆修正、あるいは合成を経ないとどうにもこうにもという。

勘違いする依頼者も出そう。グチャクソ描き込みのある一枚をイメージサンプルとして「こんな感じで」と持ってこられた日には瞳孔から閉じてシャットアウトする他ないです。請けてはいけない。

話がそれましたが、細かな加筆修正は手腕のある人に金払ってやってもらうとして、趣味のものでも手元のクオリティを高めたい…といった場合のおすすめ書籍、とりあえず2冊です。

 

まずはこれ。なんかいつの間にか増補されたようなので先日買いました。

ラフを切るときに使えると思います。解剖学とかはやらなくてもいいです、単にアートブックとしても充実してると思うので、「ふーんこんなことがあるんだ…」と眺めるだけでOKです。

なんか構図なら機械でやってくれそうなものですけど、ちょっとどうなのかな? というAI作品は油断すると目にしますね。なんでそうしたやという。生成後、整えるための知識としても有用ですし、もしかしたらあなたとAIとのタッグで、第一線のアーティストを超える強力な一枚が生みだせるかもしれません。

 

漫画・コミック寄りの内容ですが、ドラマを伝えたいときの内容がコンパクトにまとまっています。

一枚のなかの立ち位置や、アングル、ライティングといった演出によって暗示できることがあるんですね。2も出てますが、個人的にはこの一冊で十分かなと思います。

エロ絵には必要ないという向きもございましょうけれども、私はエロこそシチュエーションだと思っており、さらに、表情見せたい、大事なところも見せたい、けどここのフェティシズムも失いたくない…などとなると、それは立派にアーティストの悩みです。悩むがいいさ!

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他、アイデアとしては、いろいろなアートブック、手軽なものでは雑誌、特にハイブランド系ファッション誌など、AIを触ることで世界が広がる方もいるのではないでしょうか? 洋書のアート系コーナーにも立ち寄ってみてください。厳密な理解しなくてもいいです。ただ、とても、とても、楽しいことです。

なんかPinterestInstagramといったネットの画像を資料にしてるんだからAIと同じだろう的なコメント見かけたんですけれど、無料のものは皆が見てますし、そればかりを資料やインスピレーション元にしてるわけないじゃないですか。手軽に見るならこのへん、という紹介の仕方されてるだけで、普通に結構な値段の書籍買ってますよ。機材だって安くはないし。ブクマカはほんとひどいんだから。

愚痴が混じって恐縮でしたが、ともかく、一枚画の素晴らしいのは言葉がいらないというところですね。それだけで世界と通じ合えるところがある。

ぜひ、ファンダムやその他へ、あなたの表現で彩りをそえてあげてください!